妙応寺の羅漢像は万福寺の模刻 黄檗様式 宇治から湖国に伝搬
今、気になっていることは「Accsee クエリのグループ化について」ですがこんなニュースがあります。

東近江市の妙応寺の「十八羅漢像」が、黄檗宗大本山万福寺(宇治市)の所蔵品の模刻(写し)であることが、琵琶湖文化館(大津市)の調査で分かった。
江戸前期作の万福寺像は、和様にない異国的表現が日本仏教美術に強い影響を与えた金字塔的な作品の一つとされる。
文化館は「新しい仏教文化の伝搬の様子の一端がうかがえる」としている。
妙応寺の羅漢像は江戸期作で18体のうち16体が残る。
高さ約60?70センチで万福寺像のほぼ2分の1。
作者不明。
今年3月に寺から修理依頼があり、文化館が調査した。
万福寺像と顔の造作に違いはあるが、バランスが酷似し、全体的な造りや色彩、手の形、衣紋などが非常に似通っている。
全国に数例伝わる模刻品と比べても「実物を見て作ったとみて過言でない」(文化館)忠実な造りという。
万福寺像は、同寺の開山隠元が招いた中国仏師范道生(はんどうせい)が製作、指導した仏像群の一つで、近世作のため文化財指定こそないが造りは秀逸。
中国明代の特徴である躍動感は伝統的な日本の表現法しか知らない当時の文化人に衝撃を与え、「唐様」「黄檗様式」として、以後の仏像彫刻に強い影響を及ぼした。
湖国には隠元の足跡が数多く伝わる。
黄檗宗ではない妙応寺に模刻品があるのは「湖国への黄檗文化の浸透と新しい仏像彫刻の潮流が全国に伝わる様子がうかがえる」という。
模刻品のうち、〓怙羅(らごら)尊者像など2体は、21日から安土城考古博物館(安土町)で行われる特別陳列「よみがえった文化財」で展示される。
※〓は口偏に羅
最終更新:11月20日10時29分
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