郡山城:遺構確認の三の丸跡 市、駐車場建設着工へ??大和郡山 /奈良
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◇「遺物、粉々に...」 考古学協会、調査を要望
豊臣秀吉の弟秀長が居城とした大和郡山市の郡山城(県史跡)の三の丸に当たる場所で、同市が週明けにも観光バス駐車場の建設工事を始めることが分かった。
事前の試掘調査で近世の遺構が見つかったが、市は予算などの都合で全面調査はせず、保全対策を講じて着工する。
日本考古学協会(東京都)は「遺構への影響が心配」として発掘調査などを求める要望書を提出する予定で、論議を呼びそうだ。
郡山城は戦国武将の筒井順慶によって築城。
1585年に秀長が入った。
工事現場は、家老級の重臣の居住地などとして5分割され、五軒屋敷と呼ばれていた。
市が10月から行った試掘では、中世から幕末まで何層にもわたる遺構が見つかったが、面積が全体の8%に過ぎず性格はほとんど分からなかった。
遺構は地下70センチ以下の層から出たため、市は地下130センチまで掘り返す当初の計画を60センチまでに変更。
市都市計画課は「遺構保存に不安はない」と話す。
しかし、橋口定志・日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会事務局長は「重量のあるバスが繰り返し通ることで土が固まり、圧力で遺物が粉々になる恐れもある」と調査の必要性を指摘している。
【花澤茂人】
11月21日朝刊
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最終更新:11月21日15時0分