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子育てヒント、"親学"推進 モンスターペアレント撲滅効果も

今、気になっていることは「回覧板の日にち記入は失礼?」ですがこんなニュースがあります。


 「子供にすぐ怒鳴っていたが変わった」「自分の子と違うタイプの子と接し有意義」?。
保育園などで保護者がわが子以外にも大勢の子供たちと触れ合う「一日保育士体験」で育児に対する視野が広がる効果が、「親学推進協会」(東京都千代田区、木村治美会長)の親学アドバイザーの実践活動で報告された。
幼稚園・保育園の先生たちの苦労を知り、家庭のしつけを見直す機会にもなり、同協会理事長の高橋史朗・明星大教授は「親と学校の信頼関係が深まり、"モンスターペアレント"(問題親)がいなくなる効果もある」と話す。


 親学推進協会は、若い親などに子育ての知恵や楽しさを知ってもらう「親学」を広げる活動の一環として、子育てなどを助言する親学アドバイザーの認定制度を平成20年から実施し、約500人がアドバイザーとして活動している。


 協会は親学アドバイザーが幼稚園や保育園などで行った実践報告を冊子にまとめた。
報告では、親学実践活動として保育園などで行った「一日保育士体験」で、親の子育てに対する意識が変わったという声が目立つ。


 ある保育園ではクラスごとに毎日1人ずつ保護者が持ち回りで、朝7時半から夕方まで担任の保育士とともに保育を体験する。


 体験を通し、自分の子の園での様子を含め、多くの子供たちと接し、保育士と話す時間もある。


 参加者へのアンケートでは「子供にすぐ怒鳴ったりしていたが、ねばり強く言葉で伝えようとするなど、よい方向へ変わった」「普段、自分の子に注意するとき大声だったが、先生が落ち着いた声で話しているのを聞き、私もと思った」「保育士が『遅い』といった否定的な言葉を使わないで『静かにしようね』『きちんとできた子は誰かな』と前向きな声をかける。
ぜひ見習いたい」など、子供への接し方を見直す機会になったとの声が多い。


 また多様な子供たちを相手にする保育士の大変さが分かり、「安心感や園への信頼感が増した」などの声も目立ち、「わが家でもきちんとしつけなければと感じた」など反省の声もあった。


 親学アドバイザーからは「先生に苦情を言うよりも協力したいという姿勢を強められる方がほとんど」と効果を指摘する意見があった。


 埼玉県の保育園の主任保育士は「一日保育士を体験し、集団の中で自分の子供を見ることで、他の子供たちと比較、客観的に見ることができ、『うちの子供は』とわが子中心に見ていた保護者の視野が広がる。
子供同士のトラブルがあったときも状況を説明しやすくなる。
保護者からもねぎらいや感謝の言葉が多くなった」と話す。


                  ◇

 ■日本の子育て文化 再発見したい

 親学推進協会の高橋史朗理事長に親学アドバイザーの役割などを聞いた。


 ??最近の子育てで気になることは

 「睡眠の乱れ、食生活の乱れ、テレビゲームなどの有害環境の影響が心配。
睡眠では夜10時以降床につく2歳児の割合がこの10年で急増するなどどんどん夜型化が進んでいる。
精神科医の岡田尊司(たかし)氏著の『脳内汚染』(文芸春秋)でも指摘された。
子供の脳に影響が出ているということを親が全く認識していない」

 ??ほかに

 「モンスターペアレントの問題のように、親心のゆがみがある。
子供を思う親心の表れなんでしょうが、非常に身勝手、理不尽になっている。
親のクレームに対応できず退職する新任教師も目立つ」

 ??親学アドバイザーの役割は

 「学校(幼稚園・保育園)と教師をサポートする応援団。
例えばいじめ問題で親が学校や教師を訴え訴訟になるケースが増えているが、親学アドバイザーがかかわり問題解決した例がある。
まず感情的になっている親の気持ちを丸ごと受け止めて聞く。
冷静になれば、親が教師に責任転嫁せず自分自身は子供にどうかかわるか考え、相互の反省する気持ちが生まれる」

 ??「親学は押し付け」などの批判もあったが

 「親学は特定の価値観の強制や押しつけではなく子供の発達を支援するもの。
発達段階に応じたかかわり方を科学的知見に基づいて伝えることが親学の使命。
最近、増えている発達障害の問題も3歳までのかかわり方が重要といわれる。
『しっかり抱いて下に降ろして歩かせる』『かわいくば二つしかりて三つほめ、五つ教えてよき人にせよ』など日本人が大事にしてきた子育ての伝統を取り戻す必要がある。
脳科学など最新の知見で日本の子育て文化を創造的に再発見したい」

                  ◇

 ■「一日保育士体験」など親学実践活動の参加者の声

 「保育士の言葉がけに感心。
否定的な言葉を使わないで前向きな声をかける。
見習いたい」

 「子供にすぐ怒鳴っていたが、ねばり強く言葉で伝えようとするなどよい方向へ変わった」

 「自分の子と違うタイプの子供と接することができ有意義」

 「息子が家でいるときと違って良い子にしているのに驚き」

 「普段、自分の子に注意するとき大声だったが、先生が落ち着いた声で話しているのを聞き私も」

 「親としてはつい手を出してしまいたい場面でも甘やかすのではなく『自分でやってごらん』。
先生の仕事の大変さがよくわかった」

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最終更新:11月2日11時8分


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