【特集】羽田のハブ化でどうなる日本(3)?アジアを代表する香港・仁川空港
今、気になっていることは「ムートンダッフルコートって今の時期おかしいですか?」ですがこんなニュースがあります。

■「香港国際空港」と「仁川国際空港」の現状
香港国際空港は1998年7月6日に開港した。
当初の計画では1997年度に開港を予定していたものが、結局1年遅れの開港となったばかりか、開港初日にはコンピュータシステムのトラブルや停電が発生するなど、前途多難な幕開けとなった。
他にも、貨物ターミナルの機能が上手く働かず、閉鎖した啓徳空港の貨物ターミナルを半年間ほど再稼動させて急場をしのぐ事態に陥ったり、翌年の1999年の8月には、台風の影響で突風を受けた中華航空が着陸に失敗し、滑走路上で炎上横転するなど、トラブル続きだった。
しかし、その後は何とか持ち直してトラブルもなくなり、2005年にイギリスの調査会社による「Airport of Year2005」では、なんと顧客満足度世界第1位の空港に選ばれた。
そして、同調査では翌2006年度にも第2位にランクインし、2008年度には再び顧客満足度世界第1位に返り咲いた。
また、貨物に関しても、2007年、2008年と2年連続で世界第1位の貨物取扱量を誇っている。
一方、韓国の仁川国際空港は、それまで国際空港として機能してきた金浦空港の代わりとなる空港として2001年3月にオープンした。
最先端の施設と機能をもちあわせていることはもちろん、イギリスの有名な建築家が大型船舶の帆をイメージして設計したデザイン性の高い空港としても名高い。
現在のところ、ハブ空港としては大韓航空及びアシアナ航空がハブ空港と位置づけているのみであるが、2007年には、仁川国際空港を利用した出入国者が、韓国過去最多の2712万人を記録したのをはじめ、2009年には香港国際空港をおさえ「Airport of Year2009」の顧客満足度第1位に選出されている。
とくに、国内線への乗り継ぎのしやすさ、セキュリティプロセス、清潔さなどの項目で高評価を獲得し、今後もアジア圏を代表するハブ空港としての躍進が期待されている。
ちなみに、日本国内の空港としては関西国際空港が総合第6位にランクインしているものの、成田国際空港は残念ながらトップ10には入っていない。
■日本の国際空港の将来
そんな国際空港情勢の中での「羽田空港ハブ化」だ。
成田国際空港・関西国際空港の両空港ともに、発着本数の増加を目指して国や各航空会社に様々な働きかけを行っていたところへ、前原国土交通相の突然の「羽田ハブ化」発言。
両空港にしてみれば、正に寝耳に水であったに違いない。
両空港を有する千葉県や大阪府にしてみれば、羽田を「ハブ化」することで東京都に経済効果を奪われるように感じたのであろう。
自治体の長にしてみれば地元経済の衰退は絶対に避けなければならないところである。
それゆえ今回の大問題となったのだ。
羽田空港がハブ化されれば、世界中から多くの人々がビジネスや観光で日本を訪れ、「東京」という大都市が名実共にアジアの中心都市として機能を復活し、日本経済に活気をもたらすことができるのか、これから日本の航空行政からは目が離せないところだ。
(おわり)(編集担当:藤原伊織)
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最終更新:11月2日13時16分
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